世界の言語と日本語の言語としての情報量比較してみた

世界の言語と日本語の言語としての情報量比較してみたCool Samurai Blog

(wikiより、クリックで大きくなります)

私たち日本人は基本的に日本語を母国語としているため基本的な情報は日本語で得ることが多いかと思います。

 

よく英語に苦手意識がある方からは、どうせ日本語に翻訳されたものを読むから英語とか読めなくても大丈夫だよとか、だれか読める人に読んでもらえばいいからそこまで必要ない、という意見を聞くことがあります。

 

では、日本語のみで得られる情報量がどれくらいなのか考えたことってあるでしょうか?

 

今や誰もが使うwikipediaはオンラインの辞書としてはおそらく最も情報量があると思われますので、wikiにおける言語別の情報量を確認してみることにします。

もちろん、お国柄によってwikiを書かれるボランティアの数や姿勢も異なるでしょうからあくまでひとつの目安です。

 

wikipediaの言語別の情報量(2012年8月13日時点)

順位 言語 章数 項目(編集)数
1  英語 4,027,512 549,933,979
2  ドイツ語 1,446,395 111,648,658
3  フランス語 1,283,648 87,143,624
4  オランダ語 1,068,699 32,699,976
5  イタリア語 947,082 56,273,303
6  ポーランド語 915,546 32,542,096
7  スペイン語 910,770 62,909,010
8  ロシア語 885,327 51,929,721
9  日本語 818,495 44,636,873
10  ポルトガル語 748,808 32,553,260
11  中国語 512,161 23,143,043
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21  韓国語 211,009 10,656,988

ダントツの1位は英語で章にして400万件、項目で5億件もあり、なんとそれぞれ情報量として日本語の約5倍、約12倍もあります。つまり、日本語のみの情報では英語の情報量の20%以下の情報しか得られないかもしれないのです。

 

もちろん日本独自のニコニコ大百科などwiki以外の情報量ではある意味ではカバーされているかもしれませんが、一応統一的に比較できるベースだとこういう結果になるわけです。

 

日本語のみですごく勉強したとしても英語の世界の20%以下、下手すると10%以下の情報量かもしれないと考えると、ある程度好奇心が旺盛な方はどこかのタイミングで情報のインプットを英語に切り替えた方がいいかもしれません。

 

また、英語の情報と日本語の情報は内容が違うで書いたとおり、意図をもって英語から日本語への翻訳がなされるケースもありますのでオリジナルの言語にあたるというのは大切だと思います。

 

ただ、オリジナルが英語から始まったであろうwikipediaにおいて日本語はアジア圏の言語でトップですので、英語以外の言語との比較においては日本語の言語としての力は世界に誇れるものだと思います。




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