週末にAppleTVでマハトマ・ガンジーの映画を借りて観ました。
もちろん大変に有名な偉人なのでおおざっぱには知っていましたが観て心から感動しました。
こういういい映画に出会えたことに感謝すると同時に、マハトマ・ガンジーの偉大さに心から尊敬の念をいただきました。
暴力の場面もあるので苦手な方もいるかもしれませんが私的には現代にも通じる話だなと思いました。
映画の後半では主にヒンズー教徒とムスリム(イスラム教徒)との対立をいかに減らそうともがくガンジーの姿が描かれていましたが、私的には現在の東アジアでの日本人・中国人・韓国人の心理的な対立に重なりました。
中国人は嫌いだ、韓国人は嫌いだ、日本人は嫌いだというのは非常に簡単です。でもそんな中でいかに友好関係を築こうかと苦心している方々も多くいます。
中国にいる在留邦人は131,534名に上ります。日本にいる中国人は687,156名もいます。
韓国にいる在留邦人は28,320名、日本にいる韓国人は578,495名(在日韓国人含む)もいます。
データ:外務省HPより
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/data.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/korea/index.html
つまり日本に住む約1%の人間は中国人や韓国人ですし、日本にある家電や食料等は韓国製や中国製またその逆も多数あり、経済的にもこの3カ国は深いつながりを既にもっています。
でも、ネットだから気が大きくなっているのか知りませんが、また身近に韓国人や中国人もしくは日本人の友だちがいないからかわかりませんが、安易にお互いに罵り合う場面はネットではよく見かけます。
もちろん私も日本人としてこれらの国々に怒りを覚えることもあります。それは日本人であっても中国人であっても韓国人であっても同様でしょう。
でもその一方でこの現状を残念に思う私もいます。でもガンジーのような素晴らしい行為をしたことはこれまでありません。
この映画を観て、正しく生きること、正義とは何かということについて深く考えさせられました。
観るのに少しエネルギーがいる映画ではありますが、私としてはほんとおススメの映画です。