最近、会う人会う人に「パパも育児休業取ることを考えていますか?」という話を振ると、
「え?育児休業って嫁(ママ)が取るものじゃないの?」
「仕事休めないし、育休なんて無理だよ」
「夫婦で同時には取れないよね?」
「育休なんて二人でとってもすることないよね。いらないよね 。」
とこんな反応が返ってきます。
これが今のパパたちの育児についての基本認識ということではないかと思います。
でも、それぞれ制度に当てはめて考えてみましょう。
「え?育児休業って嫁(ママ)が取るものじゃないの?」 ➡ 育児休業はパパママどちらも取れます
「仕事休めないし、育休なんて無理だよ」 ➡ママが育休取るのはありなのにパパはなし?
「夫婦で同時には取れないよね?」 ➡ ママが産後2か月の産休中ならパパも同時に育休を取れます。
「育休なんて二人でとってもすることないよね。いらないよね 。」 ➡ では、なぜママのお母さんが応援に来たり里帰りしたりしているのでしょう。一人ではとても大変だからでは?
たぶん、今の日本の社会では、育児はママ(もしくはママのお母さん)がするものという漠然とした認識があるのだと思います。
だから、何の疑問も抱かずにパパである自分は会社を休めないけど、共働きのママが会社を休むのは当然。
育児はママ一人でできるはず、パパはあくまで手伝いをしているという感覚。
パパは平日は(サービスor制度上残業代がでないけど)残業があるから育児は実際問題厳しい。
といった状況になるのではないかと思います。
でも実はパパも育休は取れるし、給与の約3分の2で上限額は286,023円が、ママの産休育休に加えて毎月もらえるということは知っていてもいいかなと思います。
なかなか1年間とか長期でパパが育休を取るようになるには時間がかかるかもしれないけど、ママの産休期間である産後2か月ぐらいはパパも育休を取ることが普及したらいいなと思いこんなことを書きました。
厚生労働省 パパの育児休業を応援します
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/08.pdf
育児休業給付金の支給率を引き上げます
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000042797.pdf
ちなみに私は自分で所有する会社の代表取締役のため、育休は残念ながら制度上でません。また、非常勤勤務の方も対象外であり、こちらも制度上でません。 私のように取りたくても育休を取れない人からみたら、取れるのに取らないパパたちは、もちろん社内の事情はあるとは思いますが、もったいないなと思います。