今年の秋にお世話になった元上司よりフランスのレンヌ近郊の町への駐在の話を紹介してもらいました。しかし、この話は結局先方の都合により流れてしまいました。
ただ、この話は私たち家族にいい意味で本格的に海外駐在、海外移住を検討するきっかけとなり大変感謝しています。
レンヌへの駐在の検討をしている途中から同時並行でここ数年で3回ほど訪問したハンガリーへの移住が比較対象として挙がっていました。
ハンガリーであれば自分の意志で選んで行くことができる、物価が安い、ご飯がおいしい等のメリットがありました。
結果としてレンヌの話が流れたおかげでブダペスト移住について私の中で腹が括れました。
今回の教訓として、自分の人生ぐらいは誰かの思惑に寄らずに自分で決めるべきである、本当にそう思います。
ハンガリーについては全て2018年8月に知り合った南アフリカ人のJohanさんとの出会いが今振り返ってみても全ての始まりでした。
彼はちょうど1年前に南アフリカからハンガリーに移住したということで個別具体的にアドバイスをしてくださいました。
他にハンガリー在住のアメリカ人の方もアドバイスしてくださり、その方法も試しましたが成功しませんでした。
その後の素敵な弁護士さんの紹介や会計事務所の紹介、不動産屋の紹介等全てJohanさんのおかげでした。
では、どのようにハンガリーに移住するかというとハンガリーで会社を立ち上げて事業を行うということです。
今振り返ってもヨーロッパに移住する方法として会社を立ち上げるというのは最もコストが安く現実的な方法だと思います。
もちろん、初めから会社を立ち上げようと思ったわけではありません。ハンガリー大使館に英文で書類を作成し他の方法も探りました。しかし、どの方法でもビザの取得は困難でした。
このため、当初私自身でさえあまりにめんどくさすぎるのでおよそ行わないと思うと言っていた、海外に会社を設立するという方法が唯一の海外移住の方法となりました。
既に腹は括れていたため、ここからは怒涛の準備です。
弁護士のPeterさんとは毎日のようにメールでやり取りを行い、会社設立までの流れについて確認していきました。
私は、日本では15年程会社を経営していますが、会社を海外で設立するのはもちろん初めてです。
ただ、会社設立の方法、時期や運営については経験があるのでそれはとても役立ちました。
自分の経験と日本とハンガリーの違いについて一つづつ埋めていき、様々な不安を解消していきました。
最終的に会社設立の時期は2019年1月2日に決まりました(1月1日予定でしたが祝日のため翌日に変更になったのはご愛嬌です)。
年が明けた2019年には、会社設立に合わせて4歳の長男を連れて現地に飛び立ちます。