(恒例のお台場でのウィンドサーフィン、写っているのが私です)
初夏になったので海に行かれる方も増えてきたかと思います。
私的には1月でも2月でも海に入っているのでむしろ混んでくるのですが、まあ海に人が来るのはいいことです。気持ちもいいですしね。
近くに海と砂浜があるおかげで気軽にウィンドサーフィンができるのはいいのですが、夏になると東京湾では赤潮発生が恒例となっており、なんと100日も続きます。
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/water/tokyo_bay/red_tide/index.html
年間の約3分の1は赤潮が発生している計算です。
なぜこんなにも赤潮が発生するかというと栄養が多すぎるからと原因は極めてシンプル。
ところが解決するのは難しい。
いくつか現状行われている改善策を書いていきたいと思います。
※河川での改善策
・下水道(水再生センターというらしいです)を高度化してより環境負荷の低いレベルまで水を綺麗にすること
今も水は綺麗だけど栄養たっぷりな水が流れているので、その栄養分を下げるってことです。
・合流式下水道を改善して雨の日でも処理可能にすること
東京などの都市部の下水道普及率は100%というのは建前上の話、水再生センターまで来た下水はほぼ100%を処理しています。
でも、実際に水再生センターまで送られるのは晴れの日分のみで、ある程度雨が降る年間の10%の日分は未処理で川にだだ漏れ状態です
参考:http://www.env.t.u-tokyo.ac.jp/~furumai/CSO/020423-2.PDF
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/kanko/kankou/2011tokyo/08a.htm
参考:東京都環境局
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/water/attachement/きれいな東京湾を目指して(H20.12.16).pdf
※海での対策
・干潟を増やすこと
東京湾でいうと三番瀬のような干潟を増やすことで、生物により栄養分の消費が増えます。
・牡蠣、アマモ、アオサ等の貝類や海洋植物による浄化
お台場で昔カキによる浄化実験が行われました。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2007/10/21hac100.htm
このような地道な取り組みを通じて、東京湾が今よりも綺麗になるようになることを願っています。