2013年10月11日現在出ています。
とある海外ファンドを薦めていた投資助言会社に金融庁が6ヶ月の業務停止命令が出される方針というニュースが
私自身この会社には、2011年の中頃にメールアドレスの登録だけはしていたのでよく知っています。当時海外商品の投資助言会社は日本に3社しかなく、そのうちの一社であったため非常によく記憶に残っております。
登録はしたものの、海外投資についてのより詳しい内容を知りたければ49,800円だか14,800円だかのDVDをまずは買うことを薦められ、非常に違和感を持ちました。
違和感が強かったため、DVDもなんとかゆかしという投資商品も買わずそのまま何もせずにいたので、私的には何の実害もありません。
この会社というかなんとかゆかしという商品については東京では地下鉄にもよく広告を出しており、ご存知の方も多いと思います。
しかし、ネットでの知名度はまた別のところにありました。
Twitter等で話題になっていたのを最初に取り上げられたのは下記のサイトさんでした。
しかし、某社からの強い圧力により削除させられたことが話題になりました。これが2013年2月20日のことです。
2013年2月20日の記事
17:30 市況かぶ全力2階建 削除要請による該当記事削除に関するお知らせ
これで立ち消えになったかと思いましたが、勇者があらわれました。やまもといちろうさんです。
まずは、上記の削除要請について、同日の2013年2月20日に取り上げられ
アブラハムPB「いつかはゆかし」の担当者が、市況かぶ全力2階建にエントリー削除要請
その後も怒濤の勢いで記事にされました。
【謹告】アブラハム・プライベートバンク「いつかはゆかし」の池田慈生さま、質問へのお返事をください
等々独自調査に基づいて数多くの記事を書かれています。
この騒動を有名雑誌のFACTAが取り上げたのが2013年4月のことです。紙メディアでは最も早かったのはFACTAではないかと思います。
「いつかはゆかし」の化けの皮竹中平蔵や岩田規久男を広告塔に「月5万円で1億円貯める!」と大宣伝。大丈夫か?
これに対して、日本経済新聞社が記事にされたのは2013年10月に入ってからです。それでも他の新聞よりは先駆けたいわばスクープでした。他の新聞はこの日経の記事の追随だったと思います。
日本経済新聞電子版が14時に「証券取引等監視委員会は投資助言大手アブラハム・プライベートバンク(東京・港)を行政処分するように金融庁に勧告する方針を固めた」と報じた。
もし、ネットを見ずに大手の新聞だけを読んでいたら8ヶ月間も大切な情報が遅れてしまいます。投資情報で8ヶ月の遅れは致命的な程ではないかと思います。
なお、今回の立役者はネットというよりも、毅然と立ち向かったやまもといちろうさんという方がいたからだと思います。
大変辛口な方ですので好き嫌いはわかれるところかと思いますが、多くのサイトが削除要請を受けて敗れていった中で勇気をもって立ち向かわれたことに賛辞を贈りたいと思います。