オリンピック3都市比較 結果は2強1弱の続きです。
IOCの詳細なレポートは上のリンクを参考にするとして実際各都市の申請ファイルはどうなっているでしょうか?
以前東京についてオリンピック5都市比較で言語として英語+1は欲しいと書きましたが、いつのまにか英語にフランス語のページも追加されてましたね。素敵です。
3都市のファイル比較
東京の申請ファイル(フランス語/英語併記)
東京だけ母国語が併記されていないのは日本語がアルファベットを使っていない言語ハンデのためでしょうか。
写真含めて一番綺麗なので好きです。ただ、エネルギーの書きっぷりはマドリードと比較しても弱いなと感じました。
http://tokyo2020.jp/en/plan/applicant/dl/TOKYO2020_all_enfr.pdf
マドリードの申請ファイル(スペイン語/英語併記)
なんかエリア(おそらくレガシーエリアと現代エリア?)がスペイン語のところだけがわかりづらいぐらいですが、
しっかりと作られていて読み易いです。高評価なのも納得です。
蛇足ですが、エネルギーが原子力20%、水力15%、風力15%、あとは火力を燃料別に詳細に記載しているのが印象的。風力で15%ってすごいですよね。
http://www.madrid2020.es/wp-content/uploads/2012/02/q_m2020.pdf
イスタンブールの申請ファイル
私の予想ではほとんどの人は下のファイルが開く前に諦めると思います。
おそらくトルコはネット回線が極端に弱いです。実際これでも低めに評価されていますし。
それにも関わらず79Mなどというバカでかいファイルをアップするものだから、自分を見てもらうこともできない残念な感じになっています。
さらに開いたファイルの英語ですが、Eの標記が私のマックで見る限りは気持ち悪い表記になっており読みづらいです。
これまで4度落ちていて5度目の挑戦だそうですが、もし本気で開催したいならこういう基本的なところを読み手フレンドリーに直してほしいなと感じました。
ただ、トルコ語っていつの間にかアルファベットを使うようになったんですね。言語の表記をアルファベットに切り替えたというのはなかなか勇気があるなと思いました。
http://www.istanbul2020.com.tr/download/ist2020bidbookTR-EN.pdf
オリンピック関係については、こういう申請ファイル一つとっても、日本語だけだとほんと伝聞レベルの情報しか入りません。ニュースやツイッターやブログでオリンピック関連を探してみましたが、正直原文も読まずにニュースだけの情報で適当なことを書いている人が大半なのが残念な感じです。
大体の読み手フレンドリーな情報であれば英語ぐらいはあるので、好奇心が旺盛な方はぜひぜひ原文を読むことにもチャレンジしてほしいです。原文読んでる方がTOEICなんかの勉強よりもよっぽど知見が広がると思いますし。