以前から疑問に思っていたことですが、なぜトンネルには低濃度脱硝設備[SPM 除去装置(電気集じん機)、低濃度脱硝装置]を設置しているのにトンネル以外の道路には設置しないのか?
首都高速や山の手トンネルのHP
http://tokyo-smooth.jp/tower-feature.php
上のHPでは低濃度脱硝設備を設置することでSPM(いわゆる粉塵)の80%、NOxの90%を 除去できるとあります。
この首都高速の山の手トンネルでは全長11kmに9カ所の換気所がありいずれにも低濃度脱硝設備があります。
つまり約1.2km置きに1台の割合で低濃度脱硝設備(大型の空気清浄機です)がある訳です。
もしも高速道路のトンネル内だけでなく、トンネル以外の部分、例えば中央分離帯の上に同様の低濃度脱硝設備を設置すれば東京の空気は今よりもずっと綺麗になると思いませんか?
単純に考えてSPM(いわゆる粉塵)の80%、NOxの90%が今よりも除去できる訳です。
もし密閉空間でないと効果がないというのであれば囲いをすればいいだけです。別に重量物を支える訳ではないし、今でも場所により騒音対策で一部区間のみ囲いをしているところはあります。
囲いをして空気を綺麗にしてついでに騒音問題も解決するなら一石二鳥だと思いませんか?
なぜこんなにも環境に役立つすばらしい低濃度脱硝設備を開発しているのにもっと有効活用しないのか不思議でなりません。
今だと東京の都心部だとバルコニーは1週間もすれば粉塵がうっすらと積もります。これって正常な状況じゃないと思うんですよ。
新しい道路を増やしてくれるのも嬉しいですが、既存の高速道路の環境改善にも力を入れてほしいと思い、このようなことを書いてみました。
首都高速道路さんぜひともトンネル以外の場所でも環境対策をお願いします。