線路の先にある成功と断崖の向こう側の成功

線路の先にある成功と断崖の向こう側の成功Cool Samurai Blogcliff

成功には線路の先にある成功(確実性の読める成功)断崖の向こう側にある成功(確実性の読めない成功)の二つあるんじゃないかということについて書きたいと思います。

 

人は誰しも大人になるに従って徐々に先を読む能力が養われていきます。でもそれは既存の延長線にあるものに限定される話で、新しいことについての先を読む能力なんてつくわけがない。なぜなら自分も世間も未経験だから。

 

自分と世間との経験についての関係をまとめると下の順序で人は成長していくように思う。

 

(自分と世間との経験についての相関)

◆線路の先にある成功(確実性の読める成功)

C.自分:未経験、世間:経験あり (学習期、主に高校生までと 社会人数年?)

B.自分:経験あり、世間:経験あり (多くの社会人が属するエリア 競争社会)

A.自分:優れた経験、世間:普通の経験(努力や出世に勝ち抜いた成功者のいるエリア)

だいたいの事柄について多くの人は上のCからBへ進み、自立して生活できるようになる。Bの激しい競争の中で人よりも多くの努力をした人がAに到達して成功できるのが一つの成功だと思う。これを線路の先にある成功(確実性の読める成功)と呼びたいと思う。

BからAに上がろうと多くの人は多大な努力及び時間を費やし、そして勝ち抜いた人がAに到達し成功者と呼ばれているようにと思う。出世競争に勝ち抜いた成功者はこのAに入るように思う。

 

もちろんAに行くのは大変だけど、自分の経験があるエリアであれば確実にニーズがあるところを押さえており、確実性についてはある程度読めるかもしれない。新しい企画であってもBやAの中であれば上司や周囲にも経験があるため理解は得やすいかもしれない。なぜなら周囲の世間の人々にとっても確実性について読めるから。

 

◆CからBそしてAへの成長の仕方

(CからB)単に自分が未経験なだけで世間では経験あることは書籍で学べば済みます。または学校の授業や研修を受けることで習うことでBまでは成長できるでしょう。

(BからA)BからAに上がり成功するためには多くの他の人よりも多く効率的に絶え間のない努力をする必要がある。その中のほんの一握りの人はAの成功者になっていると思う。

 

 

でも、ある一部の人はBからあえてXに突入することでZというエリアに到達することで成功しているように思う。これを断崖の向こう側の成功と呼びたい。その相関関係を表したのが下のとおり。

 

(自分と世間との経験についての相関)

◆断崖の向こう側にある成功(確実性の読めない成功)

B.自分:経験あり、世間:経験あり (多くの社会人が属するエリア 競争社会)

X.自分:未経験、世間:未経験 (人が恐怖を感じる断崖エリア

Z.自分:経験あり、世間:未経験 (起業家等のもう一つの成功者のいるエリア)

 

BからXに行こうとすると世間的には馬鹿だと思われるかもしれないが、その後到達するかもしれないZという成功。この断崖の向こう側の成功は、線路の先にある成功とは成長の仕方が大きく異なるように思う。

ちなみにCの状態からXそしてZに行くのは、可能性としては相当低いです。最低限、世間と同レベルのBまで経験値をあげてからXに突入しないと、自分ではXにいるつもりでも実はCの中でももがいているだけでしたとなるのが落ちです。

 

◆BからXそしてZへの成長の仕方

(BからX)日本に限らず世界での最先端の実務を知ることで、どこの領域に穴があってまだ未解決で困難な領域かを知ることができる。ここで普通の人は手堅いエリアで仕事をするのが当然だと思う。

成功確率の高いAプランと低いBプランとそしてまず不可能なXプランがあったら、普通はAプランか少なくともBプランを選ぶ。Aプランを選べる人はAに行くことができる人。それに対してAでもBでもなく、Xプランを選ぶ人は馬鹿だと人からは言われます。ここで馬鹿になってXプランを選べる人がXに行ける人。

これって教育でどうのこうのできるものではなくて好きだとか突き動かされる本能に沿って動ける人だけだと思う。支える家族や生活を抱えた上で馬鹿になれるかどうかはある意味度胸、そして周囲を説得するだけの何かが必要だと思う。

(XからZ)XにいったらすぐにZに行けるわけもなく、当然長い間もがくことになります。1年なのか10年なのかはわからないけど、ひたすらもがく。

その時にはXでは収入が生じることはまずないので残してあるBの収入かBで得た貯金で食べていくことになる。XからZに行けるまでの期間なんて世間も自分も知っているわけないので確実性で言えばゼロもしくは全く見通せない状況。

この中で努力と偶然と誰かからのふとした手助けでZに行けることがある。そこにももう一つの成功があるように思う。

 

ここから先は強いです。自分は経験しているけど世間は未経験の場合は圧倒的有利なのでそのままそのエリアで戦えるし成功できるのではないかと思う。ベンチャー等の創業者でその後も長く続く会社を作り上げた人はこうしてZに入ったんじゃないかと思う。

 

 

多くの人たちは線路の先にある成功であるAに行こうとしてBの中でもがいていると思う。

そんな中あまりにつらくて時々独立したいなと思うかもしれない。

でも断崖の向こう側の成功であるZで成功するためにはAと同様の苦労、それでいてより今までよりさらに先の読めない状況に突入するわけでAより楽にZに突入できるわけではない。

だから誰にでも薦められる話ではありません。

でも、それでも馬鹿になって断崖の向こう側の成功目指して行くもう一つの道に行く人が少しはいてもいいんじゃないかと思いこんなことを書いてみました。




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