最近、新しい分野である宇宙に興味があり勉強しております。
きっかけはMaker Faireに遊びに行ったところリーマンサットプロジェクトという民間で人工衛星を作っている団体の方々と話をしたことです。
リーマンサットプロジェクト
はじめはその団体に参加して勉強しようかと思いましたが、月一の定期会合が日曜日ということもありなかなか子育て中のパパとしては参加しづらいためひとまず断念しました。
もし何らかの団体に参加するにしても、より自由な時間のある平日の昼間に活動するよりビジネスよりの会社なりの方が私には合っているかなと思いました。
また、今の状況で宇宙開発に参加しても自分の強みがあるのは会計関連になってしまい自分がしたいロケットなり人工衛星なりの開発はできないのではないかと思いました。
最近ではホリエモンがロケットの打ち上げに挑戦していることもとてもいい刺激になっています。
インターステラテクノロジー
「おもしろい宇宙」という本の中で同社の牧野氏は「この世界は、名刺よりも自分で作ったものを持って人に会う方が話が早い」というコメントがあります。
自分はまだ宇宙について全然知らないし、まだ何も作っていないので、まずは自分としてできる限り興味がある宇宙関連のロケットと人工衛星について勉強しようと思いました。
また、宇宙について勉強している中でより低層を飛び、また無線やテレメトリー、GPSに基づく自動操縦、画像動画処理、許可申請等で同じ線上にドローンがあることもわかりました。
そこで、価格的にも安く容易に実験及び失敗のできるドローンについても合わせて勉強することにしました。
早速本を幾つか買い読んでいます。最近買って読んでいる本は以下の通りです。順番は自分が読んだ順です。
まずはビジュアルからとホリエモンロケットの特集が載っている本から読みました。同社の最新の観測ロケットであるMOMOが載っているかと思ったら残念ながら2年前の本でした。
次にまずは人工衛星を飛ばすにはまずは第一宇宙速度である秒速7.9kmを超える必要がある(手作りロケット入門の本を読み、人工衛星自体は秒速7.9kmで飛ぶわけではなく、高度が上がるにつれて速度を落とし、例えば静止衛星だと秒速3.1kmとなると高度により速度は大きく異なることがわかりました。)、ロケットは東に向かって飛ばすといった宇宙における常識的なことを学びました。
日本の宇宙政策の今後を占う意味では政権政党である自民党の政策立案者の本を読むのが一番です。どうやら宇宙エレベーターと宇宙太陽パネルから日本へエネルギーを送るという方向を狙っているようです。
宇宙開発においては、無線の免許、テレメトリー確認、GPSに基づく自動操縦、画像動画処理、許可申請等様々なことが必要になります。
これらをある程度経験できる分野としてより低層を飛ぶドローンがあることがわかりました。そこである程度低価格で参入できるドローンについても勉強することにしました。
ドローンで何ができるか、またアマチュア無線を取得することでどのようなことができるようになるかがわかりました。
最近では人口密集地ではドローンは許可なく飛ばすことはできません。しかし許可を取れば飛ばすことができます。それらの許可の申請が詳細に載っているのでとても参考になりました。
ロケットを飛ばすにしても人工衛星を飛ばすにせよ無線局の開設等様々な許可を取る必要が有ります。太陽光の時も自然公園法がらみの開発許可の申請等、数多くの申請をしました。こういった事柄で申請を出したりするのはそれなりに得意なので一通り実際に体験し学んでいこうかと思います。
世の中には民間で手作りしている方は多くいるようで解説書も多くあります。
まずはロケットの手作りについて基礎を学ぶために手作りロケット入門を買いました。なかなかロケットの基礎を学ぶにはいい本でとてもよい入門書です。
また、人工衛星の作り方の解説書もあり買いました。模擬人工衛星を作るための技術的な解説書のためかなり難しいですが、人工衛星を作るための基礎については相当程度学べそうです。
CANSATは海外ではモデルロケットで打ち上げるため相関関係があります。CANSATを実際に開発することでかなり本格的な衛星開発の訓練となります。この本にもまずはシンプルなものから取り組むこととあります。一歩づつ勉強し試行錯誤しながら学んでいきたいと思います。
色々と学ぶことは多くありますが、久しぶりに知的好奇心がとても満たされています。まさに夏の自由研究といった感じです。
<2017年8月追記>
追加で下記の本も購入し読んでいます。
ホリエモンロケットが作られたこれまでを振り返って書かれています。おやじたちがバカやっている姿がとても素敵です。ロケットに興味がない方にもオススメ。ホリエモンについてのイメージが変わるかと思います。私は会計が専門なのでホリエモンについてはヒドイ目にあったというぐらいで元々ネガティブなイメージは全くありませんので、ある意味イメージ通りでした。
なにかに失敗するということは挑戦の一環であるということがよくわかります。
以下は書店になく、注文品で届いていないのでこれから読むもの。
本っていいですね。今まで知らなかったことを体系だって学ぶことができます。同じ分野の本を続けて読んでいるため相互に関係していてとても興味深いです。もちろん最新の研究成果等は論文等であったりもう少し技術的なものを読む必要があるかと思いますが、知らない分野の基礎を知るには本はとても勉強になります。